2021.06.21
「クリエイター合衆国」を目指すBAKERUに長屋英章氏ら3名が新たに経営参画。飲食、物語体験、アクティビティ等のクリエイター参画によりプロデュース領域を強化・拡大
場を仕掛けるクリエイティブカンパニー株式会社BAKERU(本社:東京都渋谷区、代表取締役:小林肇)は、2021年6月より創業16期目を迎え、各クリエイターが自らの事業に一定の裁量権を持って推進できる組織像を「クリエイター合衆国」と定義し、その目指すべき組織像に共感いただいた長屋英章氏・酒井りゅうのすけ氏・正嵜亨氏の3名を執行役員として新たに経営陣に迎え、経営体制を強化しました。
今後は専門のビジネスマネジメントチームが、所属するクリエイター自身の事業やクリエイティブに集中できるようサポートすることで、クリエイターファーストで事業拡大・成長を実現する新しいタイプのクリエイティブカンパニーを目指しています。
- これまでのBAKERUの経緯と事業について
BAKERUは、草彅洋平氏が“編集”の可能性を広げるため2006年に設立されたクリエイティブカンパニー「東京ピストル」を中核としたクリテイティブのプロ集団に、2020年に小林肇氏を中心とした場づくりのプロ集団が合流し、新たに再スタートを切った「場を仕掛けるクリエイティブカンパニー」です。サバゲー事業を展開する「ASOBIBA」やマーダーミステリー事業を展開する「MYSTIVE」などを次々と取得し、事業体制を強化してきました。
現在は、大きく「Edit&Designグループ」と「Placementグループ(飲食・体験領域)」の2グループ体制で様々な事業、プロデュースを推進しています。BAKERUでは、紙やWEBだけでなく「場」も含めた全てをメディアとして捉えるため、お客様のニーズや特性を活かした企画立案やプロデュース、設計・施工・運営まで全て請け負うことが可能です。さらに、今回の長屋英章氏ら3名の経営参画により、飲食、物語体験、アクティビティ等のプロデュース領域を強化し、様々なプロジェクトに取り組んでまいります。
【過去事例】
・Edit&Design:https://bakeru.co.jp/work/
・Placement:https://bakeru.co.jp/ourservice/
- 目指すべき組織像「クリエイター合衆国」と執行役員制度の新設
BAKERUは、「クリエイターが自身の事業やクリエイティブに集中できる環境をつくる」というポリシーの下、クリエイターの創造性を尊重しながらも大きな事業成長が実現できる組織を目指しています。そのテストケースとして、合衆国制のような「クリエイターによる自治権のある事業グループ(州政府)と小さなコーポレートグループ(連邦政府)の集合体」を目指すべき組織像「クリエイター合衆国」として定義しました。
そのため、クリエイター自身が一定の自治権(事業戦略、採用、給与・賞与設計等)を持って自事業や自ブランドを展開していけるよう執行役員(グループマネージャ職[GM])を新設すると共に、それら各グループを横断的に支援する役割(資金調達やコスト管理、ビジネスアライアンス支援、プロジェクト管理支援など)を担うコーポレートグループを設置しました。また、特定の事業や組織を持つ上記の執行役員GMとは異なり、特定分野に特化して全社的な貢献を行うスペシャリストとして執行役員(エキスパート職[Exp])を新設し、横断的な連携強化を推進します。
具体的には、現経営陣である草彅洋平氏が取締役CCOからEdit&Designグループを担当する執行役員になり自事業に集中すると共に、新らに経営参画する3名を2021年6月より執行役員として任命しました。
・執行役員GM:草彅洋平(Edit&Designグループ責任者)
・執行役員GM:正嵜亨(Placementグループ責任者)
・執行役員Exp:長屋英章(料理領域担当)
・執行役員Exp:酒井りゅうのすけ(物語領域担当)
2020年の社名変更に始まり、各種経営統合による準備期であった15期を終えて、16期からは代表取締役CEOである小林肇を中核に強化した上記の経営体制により様々な新しいプロジェクトがスタートしていきます。また、さらなる連携強化のため、2020年に株式取得で100%子会社とした株式会社MYSTIVEについては、2021年中を目処に吸収合併を行うことを決定しました。引き続きBAKERUでは「クリエイター合衆国」構想に共感いただけるクリエイター・事業・会社等を募集し、引き続き事業拡大を推進していきます。
- 新たに経営参画する執行役員陣のご紹介
長屋英章https://note.com/bakeru/n/n6cd8b38443a5
油画が趣味の父親と華道と茶道の師範の母のもとに生まれ多感な環境で育ち、フランス文化に憧れ本場のフランス料理を求めて、25歳で単身フランスへ。ミシュラン3つ星レストランなどで修行。日本に帰国後は「L’Effervescence」でHead Chefとし立ち上げてミシュラン獲得、アジア50で大ヒットさせる。その後『NARISAWA』でアジアNo.1を経験。未来の為に環境問題やサスティナビリティに取り組みつつ、日本の美意識を世界に伝える独自の料理スタイルを学ぶ。2017香港移住し、香港でイノヴェーティブなレストランをプロデュースする。2018年には「JAPANESE CUSINE TOP 5 CHEF IN HONG KONG」を受賞。2020 著 「My Little Journey in HK」香港で活躍する8人の日本人に選出された。2020年2月日本帰国。Food design by HIDEAKI NAGAYAを立ち上げて『食の新しい価値をデザインする』をコンセプトに、様々な業態のお店をプロデュースする。2020年9月からは、三井不動産の新ブランドホテル「sequence MIYASHITA PARK」で株式会社BAKERUの手がける最上階のレストラン&バー“SOAK”EXECUTIVE CHEFに就任。
酒井 りゅうのすけ
1976年兵庫県生まれ。2014年に株式会社九月の聖地を設立。テーマパークアトラクションや2.5次元舞台等のクリエイティブ部としての業務を行いながら、ボードゲームカフェ“JELLY JELLY CAFE”の運営や演劇ユニット“聖地ポーカーズ“のプロデュースも行う。ポーカー・テキサスホールデムのトーナメントディレクターとして全日本大会等にも従事し、個人としてもポーカーの競技性を高める国際試合“IFMPアジア大会“に日本代表選手として出場。2019年10月に株式会社ミスティブの代表取締役に就任。2020年に株式会社BAKERUに株式売却。
正嵜 亨
1983年生まれ。新卒からPR会社2社を経験し、2013年にサバイバルゲーム等のアクティビティを運営する合同会社アソビバを創業。2014年に同社を株式会社ASOBIBAに登記変更をし、執行役員に就任。その後2017年に同社を株式会社アカツキに売却。株式会社アカツキライブエンターテインメントに社名変更し、同社の執行役員としてアクティビティ事業部の統括と、エンタメビル「アソビル」の立ち上げ~運営を経験。2020年11月にアカツキライブエンターテインメントよりBAKERUにサバイバルゲーム事業を譲渡するとともに、自身も同社に参画。
- 代表取締役CEO 小林 肇のコメント
この度の経営体制強化により、ビジネスとしての業務や領域の可能性を拡大しながら、クリエイターがより自身の得意とする分野に集中し、実現したいことを達成出来るチームの土台ができました。今後、自社サービスを拡大することはもちろん、他社の資産やアイデアを、所属するクリエイターによってより価値あるものに昇華していくプロデュース業務もこれまで以上に注力してまいります。